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古絵地図から読み解く、江戸川橋周辺の今昔物語②

 今回の【牛込探訪記】は江戸川橋にあった馬場(武士の乗馬練習所)のお話しです。馬場と言えば、もちろんご存じの高田馬場が有名ですが、江戸時代も名所の一つとして広重の錦絵にも出てきます。でも江戸川橋にも規模は小さいのですが「日向馬場」という馬場がありました。

日向馬場は、江戸初期からあったようで元禄12(1699)年の古地図(地図A)にその場所があります。日向とは日当たりの良い場所というので付けられた名前だそうです。この馬場は明治に入り町の区画として人家が建てられて、無くなってしまいましたが、その場所は今でも地図上(地図B)に確認できます。

このように、身近な江戸を地図から探してみてはいかがでしょう。

 


出典:国立国会図書館デジタルコレクション「江戸名勝図会」

広重の錦絵『江戸名勝図会』の高田にあった馬場の絵です。江戸の名所として描かれたものです。

 


地図A:元禄12(1699)年の江戸大絵図。赤の囲いが「日向馬場」 
出典:国立国会図書館デジタルコレクション「江戸大絵図元禄十二年」

地図B:令和5(2023)年の江戸川橋の地図。赤い部分が馬場の跡地
出典:©️2022 Google

C:上空から見ると横幅は狭く、縦に長い区画が見てとれます。
出典:©️2023 Google