今回の【牛込探訪記】は、日本におけるフランスパン発祥の名店「関口フランスパン」のパティスリーダノワーズ店を訪ねました。
地下鉄有楽町線「江戸川橋駅」４番出口を出てすぐのお店が「パティスリーダノワーズ店」です。
日本のフランスパン発祥の名店
関口フランスパンは、明治21年（1888年）に小石川関口教会（現カトリック関口教会）製パン部として創業しました。この地に赴いたフランス人宣教師が、教会の孤児院の子供を仏印に送り出し、本格的にフランスパンの製法を勉強させ、帰国後、教会敷地内に製パン工場を建て、日本における本格派フランスパンの製造が始まりました。
フランスパンはシンプルなパンなので、材料の質、技術力がそのまま製品に反映します。そのため、関口フランスパンでは特に原料にはこだわっているそうです。小麦粉はフランスパン専用粉、塩はフランス産の天然海塩を使い、発酵時間を４時間から４時間半かけて小麦粉のすばらしい味と香りを引き出しているそうです。
パティスリーダノワーズ店は関口フランスパンがデニッシュペストリーを始めたときに開店したお店で、デニッシュペストリーにはフランス産の発酵バターを使って本格的なデニッシュに仕上げているそうです。
地域の方々に親しまれるカフェ
お店にはリラックスできる雰囲気のイートインがあり、地域の方々の憩いの場としても親しまれています。パティスリーダノワーズ店には38席、目白坂本店には66席が用意されており、店頭に並んだデニッシュやサンドウィッチなど全商品をテーブル席でお召し上がりいただけます。
関口フランスパン
パティスリーダノワーズ店
東京都文京区関口1-18-6
03-5261-8415
https://sekiguchipan.co.jp